キミの声を聞かせて。




と、ふいにリアがサラサラの黒髪を、

グリーンスムージーを持っていない方の手で耳へかける。



そして私が顔を上げていた事に気付いたのか、上目遣いで私を見る。


上目遣い、って言ったけど、本来上目遣いって可愛いものだよね?


私は元々背が高いから、上目遣いされるのは日常茶飯事。


すっごい可愛いって思うし、羨ましいと思う。


けどね、リアのそれは可愛いものじゃなかったんだ。



私に向けたその上目遣いで可愛いはずの目を、

一瞬にして怪訝そうな目に変えてこう言ったの。