キミの声を聞かせて。




私が見てるからか、と思った事もあった。


けど、私の視界の隅に映る彼は、いつでも私の方を見ていた。


自意識過剰かもしれないけど、視線を感じた。


それだけで、私が恋に落ちるには充分な理由になった。


元々熱しやすく冷めやすい性格の私。


だから、今までの彼氏も好きになった時は上手く行ってたけど、冷めたらすぐに別れを告げた。


3人目の元カレとも、川谷君が気になり出した時に別れた。


そこはちゃんとしてるんだよ、私も。


彼の視線を感じる日がなくなる事はなかった。


熱しやすく冷めやすい私が、彼の事を好じゃなくなる事もなかった。