川谷君を気になり出したのは、2学期に入った頃だった。
クラスの係で同じになって、1年の時は見た事もないし、
その時でも話した事がなかったから、私は緊張していて、
もう1人の係の女子と2人で川谷君の後ろに付いて行っていた時だ。
たまたま廊下にいた龍が、川谷君に絡み出したのだ。
龍と川谷君に面識があるなんて知らなかった私は、
すごくびっくりしてた事を今でも覚えてる。
「そんなに絡むなー、川谷君が可哀想でしょー?」
と、龍に対してはこういうノリだから、ついそう口に出した。
すると龍は――
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…