その後ろには――懐かしい顔。 1年ちょっとぶりか。 川谷君、だと気付いた瞬間、私は目を伏せた。 ――会いたくない。 見られたくない。 何て思われる? ……怖い。 そんな思いが一気に押し寄せてきて、なにもできずに体が硬直する。