キミの声を聞かせて。




そう、私は涼宮君に恋をしている訳ではなく、憧れ的な意味で好いている。


ひとしきり笑い終わった時には、リアは食事を済ませて蓋を閉じていた。


「うわっ、リア早い! 私全然まだだ! あ! チョコラテも飲んでない!」


1人騒がしくする私。


「涼宮は恋愛対象じゃない、って事ね。わかった。じゃああの計画は実行させてもらうから」


と、リアが意味深につぶやく。


「あの計画? 何それ、リア。私そんなの聞いてないよ?」


「言ってないから。明日、放課後空けといて」