キミの声を聞かせて。




「これ、コンビニ行った時見付けて聖琉に渡そうと思ってたのに忘れてた」


「それっ!! 新発売のプレミアムチョコラテじゃん!!」



「そ。聖琉が探してるって言ってたから買ってきた。

もうぬるくなってるけど。はい」



と言いながら、はしゃぐ私に少し微笑んで渡してきた。


「良いのー!? やばいっ、嬉しい! ありがとう!!」



――リアのこういう所、ほんと大好きだ。



私が落ち込むとすぐに明るく空気を変えてくれる。