―――――― ――…… 「今日は一緒に帰れないんだよね?」 放課後、靴箱でリアにそう聞かれる。 「うん。部室行くね」 今日は残念ながら、靴箱でリアとお別れだ。 「わかった。……がんばってね」 リアの言葉が背中を押してくれる。 「ありがとう、リア。じゃあ、また明日ね!」 バイバイ、とお互いに手を振って別れる。