キミの声を聞かせて。




その時は俺らを見るとすぐ帰ってしまった。


すごく傷付いたけど、いつも俺がしてることと変わりなかった。


その内、唯一の接点だったクラスの係も分かれて、俺は森さんと2人の係になった。



手嶋さんと関わることがなくなって、目は合うけど、

駐輪場での雰囲気を思い出してお互いなんとなく気まずくなっていた。



――もう手嶋さんのこと好きじゃなくなったのかもな。



もう諦める。


そう決めて、凛に宣言した。