キミの声を聞かせて。




――――――

――……



「で、それでさー」


ある日の部活終わり、俺と凛と部員のやつらは駐輪場で雑談をしていた。


「ね、来たよ」


凛が俺に耳打ちしてくる。


するとすぐに手嶋さんと、手嶋さんの部活友達の女子が2人で駐輪場に向かってくる。



――ヤバい。ヤバい、ヤバい。



本当なら、ここで告白するつもりだった。


けどいざ目の前にしたら……。