それからというもの、凛は前よりも何かと絡んでくるようになった。 「遊佐ー!!」 今回もまたタックルをしてくる。 「おい、それやめろよ。ひっつくなって」 俺は凛から離れた。 目で周りを見る。 ――良かった、誰もいない。 こうやって凛と絡む時、俺は結構周りを気にする。 凛と騒いだりするのは、俺のキャラじゃない。