「はあぁぁ。まじで俺、何やってんだろ」
手嶋さんに2度目の告白をされて、俺は自分の最低さに頭を抱えていた。
「こんなやつ、俺が女だったら願い下げだ。手嶋さんはなんでこんなやつ……」
俺はガラでもなく独り言を言う。
彼女は、付き合ったことをナシにしてほしい、
とか言ったやつのことをまだ好き、とか言うんだ。
しかも俺は付き合ってた時は彼女のこと好きじゃなかったし、
彼女の好きという気持ちをうんざりしながら受けていた。
受け止めきれてもいなかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…