キミの声を聞かせて。




練習中は彩絵と一言も話さなかったし、目に見えるように避けられて、

聞こえるように悪口も言われた。



でもその悪口は私が何をして嫌われたのかわかるきっかけになるものじゃなかったし、

どうすれば良いのかわからなかった。



歩香と晴実には関係ないって言われたけど、

2人も私を避けていたから、私は晴実に声をかけた。



「晴実、私、何かしたかな?」


「えぇ? 何も? どうかしたの?」


普通に話してくれたことにほっとしつつ、やっぱり訳がわからなかった。