キミの声を聞かせて。




休み時間になって、こんな声が聞こえてきた。


「嫌いな人に呼び捨てされるのって嫌だよねー」


「ほんとほんと! なに呼び捨てで呼んでんだよみたいな!」


キャハハ、と笑う、彩絵と美波。


明らかに私のことだ。



――嫌いな人……。


私、何かした? 何をした?



今思えば、私のクラスは最初から最低なクラスだったかもしれない。


入学した当時から嫌われていた陽子(ヨウコ)という女子がいた。


陽子は本人に気付かれないようにいじめられていた。