「それでさー、美波(ミナミ)がさー……」 彩絵がクラスで仲が良い美波の面白い話を話題に出して、3人でキャハハ、と笑い合っている。 ――ナニ、コレ。 3人とも私と目を合わせない。 私の存在自体がないかのように。 その日の帰り道はずっとそんな感じで、 私が声を発したのは別れ際に皆でバイバイ! と言い合った時だけ。 そこから家までの帰り道は、 ――なんで? どうして? そのことばかりが頭の中で回っていた。