キミの声を聞かせて。




周りに可愛い可愛い言われるからって自信が持てることはなかったし、

正直どういう反応をすればわからなかったけど……。



この容姿がきっかけでこんなに友達ができるなんて、ほんとにツイてるとしか思わなかった。


―ラスの皆から嫌われるなんて、この時はまだ微塵たりとも思わなかった……。


皆が部活を決め出して、私は完全に出遅れていた。


もうすでに5月半ば。


吹奏楽部なんて、もうコンクールの曲に入っている頃だった。


練習してる音を聴いて、入りたいな、そう思った。