キミの声を聞かせて。








俺は聖琉ちゃんのカバンを持って、彼女が走っていった道を走る。


校舎を出た時――


聖琉ちゃんと彼女より少し背が高い男子が、2人で歩いていく姿を見つけた。


部活前に見たヤツとは違う。



――彼……氏……?



俺は放心状態のまま、その場からしばらく動けなかった。