キミの声を聞かせて。




「……うん、そうだね」


苦しい。


胸から何かがせり上げてくる。


もうすでに放心状態で目の前は真っ暗になっている。


上手く呼吸ができない。


「あんな子、部活辞めちゃえば良いのに」


なっちゃんの言葉と、中学の頃のあの子の言葉が、重なった。


ドス黒い、私の過去。


何があっても消えない、私の傷。



――必死で。必死で思い出さないようにしてたのに。