キミの声を聞かせて。




――リア……。


リア不足で死んじゃうよ! 私!



今朝、リアに


『おはよー』



っていつもの調子で言われたけど、私は昨日のこともあって気まずくて、

素っ気なく返してしまった。



いつもならすぐさまリアの机の向かいに椅子用意して座って、

毎朝のトークが始まるんだけど、そんなことになる訳もなく……。



リアがこちらを気にしているのはなんとなく気付いていたけど、

今日は移動教室もなかった上に昼も偶然部員と食べる日だったし、

全然話せなくて余計気まずくなってしまった。