「萌璃さ,合コンとか,行かないよねぇ…」
「合コン!?む…無理だよぉ。第一にぃにが許してくれないもん。」
「うちにいることにすれば大丈夫だって!!!てゆうか,とりあえずうちらは顔出すだけでいいらしいから!!!ね?」
「愛海ちゃん…また犬史君と無謀な賭けして負けちゃったの?」
「こっ…今回は絶対勝てると思ったんだもん…。」
「なんで勝負したの?」
「…かき氷5杯どっちが早く食べれるか。」
愛海ちゃんが真面目な顔をして言う。
「愛海ちゃん…いくら愛海ちゃんがかき氷好きでも相手は男の子だもん…。」
愛海ちゃんはガクッとうなだれた。
愛海ちゃんと犬史くんは幼なじみで喧嘩するほど仲がいいとはまさにこのこと。喧嘩はするけど,2人とも本気でいがみ合ったりはしない。
*


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