美月~大切なあなたへ~



そんなこんな、あんまり変わらない生活を送るのかと思っていた。



転勤の先生は、皆一年生と関わりの少なかった人達だった。


小学校で仲良しだった友達も、他に仲良しができて、同じクラスになったけど一緒に行動するでもなかった。




変わったのは、龍心先生の数学担当位かも。





って思ってたんだけど………







「美緒ち!次数学じゃない?」



うげぇ………


まじかよぉぉ…



「うっわ!露骨に嫌な顔してんなぁ、日高!
どうかしたか?」



「あ、日明ちゃん。じゃない!先生。」



「浜田…。先生に“ちゃん”付はやめなさい。」



今までは理科の授業。


実験で楽しかったのに…次が数学で気分が落ちた…。



「日明ちゃ…先生!次の理科の授業の時の持ち物は?」


「いつもの用意。」


実は、私と未来は理科係になりました。



「先生!新しく来た数学の先生、何なんですか!?」



「うわ!なんだよイキナリ…。」



『はぁあぁ………。』



「日高…盛大な溜息だな…。」



「あの先生のせいで、数学の成績落ちると思います。」



「何でだよ?」



『私……もう数学なんてやめたい。』



「おぉ??数学の成績トップが何言ってんだ?」



『…………未来…あと2分で授業始まるよ。』