美月~大切なあなたへ~



お父さんがお風呂から上がってくる頃に、丁度夕飯の支度が終わった。



サッパリした父と3人で夕飯。




母は……


私が8歳の時に病気でこの世を去った。


何の病気なのか、私は詳しくは知らない。



ただ……白い部屋の中で、だんだん痩せていく母は、持ち前の気の強さと優しさで、私にたくさんの事を教えてくれた。






“いーい?美緒。助けたい、力になりたいと思う人がいたら、迷わず行動しなさい。
後先考えないのはちょっとマズいけど、その人が救われるなら、迷う必要ないからね。”






お母さん……。



私……力になりたいよ。



私は………力になれるかな?







「美緒?どうした?ボーッとして。」


『ふぇ!?』


あらら~。


またボーッとしてたかぁ~。



『いやー、あ、さっきアイロンするの溜まってたなぁって。』



我ながらナイス!



「そーか。」


「ねーちゃん、2階の洗濯物、畳んどくよ。」


『あ、ありがとねー。』


「じゃあ父さんは洗い物やっとくよ。」




分担完了!


今日も速いな!決まるの。