美月~大切なあなたへ~



「ただいま美緒!大輝!」



『「お父さんおかえり!」』



リビングの戸が開いて、スーツ姿のお父さんが笑顔を覗かせた。



……昔はもっと髪の毛あったのになぁ…


大輝も将来禿げちゃうのかな?



はっ!!


失礼すぎだ!!



『お父さんごめん!
まだ夕飯できてないの。先にお風呂入っちゃって。』



お父さんに手を合わせてお願いする。



「いや、いいよ。先に美緒から入っちゃいなさい。」



妙に父親らしいこと言う父に一喝。




「『お父さんは仕事帰りで足臭いから先入って!!』」



台所から大輝も参戦(笑)




ひるんだ父はそのままショボンと風呂に向かった。