俺様ヤンキーにこの愛を捧ぐ

杏は驚いて、玄関の外に慌てて出る。

すると、メールの内容通り、外に龍の姿があった。

杏は龍に駆け寄った。

『よくここがわかったね』
「あぁ、綾子ちゃんに聞いた」

Anneに、杏を迎えに行った龍だったが、綾子に御影の所に行ったと聞き、御影がどんな人間なのか知りたい龍は、ここまで来た。

『…所で、どうやってきたの?』
「ん?あー、如月にここまで乗せてきてもらった。帰りは杏の車があるし、だから、オレが運転する」

龍に振り回される如月が、ちょっと可哀相だなと、杏は思って、苦笑いした。

その時だった。

杏の後ろの、御影邸の玄関が開いた。

「杏ちゃんわすれも、の…」
「…お前」

御影と、龍の初顔合わせ…

2人は目を見開き、無言になった。

杏も、2人を交互に見て、困惑気味。

「…久しぶりだな、…龍」
「…御影って、どういう事だ?お前の名字、本田だろ、…雷」




…そう。御影流師範、御影雷25歳。

龍の親友だった、本田雷だ。

高校卒業以降、一度も顔を合わせる事はなかった2人が、こうして再び再会した。