俺様ヤンキーにこの愛を捧ぐ

その後、ランチだけ一緒にとると、それぞれの仕事に戻った。

…1日の仕事を終え、片付けをした杏は、小さな椅子に腰掛けた。

そして、ため息をつくと、スマホを取り出した。

新規メールを開くと、文章を書いていく。

《突然こんなメールしてごめんなさい。でも、何も言わずに、了承してほしい。
今後、御影との取引はAnneは一切行いません。そして、雷君とも会いません。本当にごめんなさい》

これでいい…自分のせいで、雷が好奇の目に晒されるのは避けたいから。

雷は凄く怒るかもしれない。いや、絶対怒るだろう。なんの前触れもなく、何の説明もなく、突然こんなメールを送るのだから。

嫌われても仕方が無い。

雷はずっと自分を助けてくれた。今度は杏が助ける番だ。

…グスッと鼻をすすると、帰り支度を始めた。