〈 side police〉



3日後……所変わって美術館



ドタドタと警察が1人こちらへかけて来る。


「ショウさん、セキュリティ3まで突破されました!モニター室もジャックされています!どうします」


美術館内には警報が鳴り響く。


チッ

思わず舌打ちをする。


自分の警備が突破された悔しさからか、もしくは……彼らの手さばきに見とれた自分にイラついたからか。



「階段付近に警備を固めろ!何としても奴を捉えるんだ!」



そう指示をした後、俺は宝石の展示場所である3階へ向かうべく、階段を駆け上がった。