決して彼の事が嫌いなわけではない。

だが極力関わりたくない。


そんな彼をちらっと見ると周りには沢山の
女子が群がっていた。



モテるんだよな、コイツ。



そう考えながら、廊下の壁にもたれ掛かり
私を待っている、名ばかりの彼氏の元へと
足を進めた。