怪盗少女の行く先は



裏口に回った私が警備員の数を確認すると

「3人か……」

少ない。予告状を出しているから本来ならばもう少しいるはずだ。


「まあ、何人だろうが関係ないがね」


私は手に持っていたボール型の超圧縮型強力催眠ガスのタイマーをオンにし、裏口に向けて転がす。

「ん?なんだこれ」


警備員がそれを拾い上げようとすると


シューッ

「!?」


勢い良く吹き出した催眠ガスがあっという間に彼らを眠らせる。


念のため眠っているか確かめるため近づくと、3人の警備員は、スヤスヤ寝息を立てて眠っていた。


「ま、普通は寝るよね……ゾウでも寝ちゃったんだから」


ま、私は眠くならないけど


まだ煙が立ち込める裏口の鍵を針金で開けて、出来るだけ早く館内へと侵入した。