黙ってれば言いたい放題。




「、、、。あの、私今動けないんです。お金ならすぐそこの棚の右上ですし、殺すならできれば刺殺以外でお願いします。刃物痛いので」



『、、、、、、。』










黙ってしまった。






せめて振り向ければどんな奴か拝めるのにな。

運悪く体が硬直してしまっている。








でもまあ、死ぬんだしいっか。







『君を動けなくしてるの僕なんだけど。解いてほしい?それともこのまま餓死するまで放置しておこうか?ま、それだとそもそもの目的果たせないけどさぁ?』