視界がボヤける。 気がつくと私は声もなくただ泣いていた。 膝からカクリと崩れ落ちる。 私の人生こんなもんなのか。 振り返ってみてもいい思い出なんて一つもないんだな。 再び景色は夕暮れの森に戻っていた。 もう1人の私はまだそこにいる。 『わかったでしょ。こんな世界生きていく価値なんてない。ここで私に殺されれば、あなたはずっと求めてきた自由にたどり着ける。楽になれるんだよ?』