本来であれば大学に行くべきなんだろうけど、そんな大学生活は早くも私の中で終焉を迎えていた。
一人暮らしだから大学に全くいっていないということは両親にばれてはいないだろうが、実家にも送られる成績で大方予想がたっのであろう。少し前までは電話がひっきりなしに鳴っていたが、今はもう静かなものである。
大学1年の夏休みから全く外に出歩かず、2年の春を迎えようという今日この頃。
そのうち親によるこの部屋からの強制退去と大学の退学、そしてどこでもいいから就職しろと言われる日が来る事は目に見えている。
中学、高校時代から私は学校が嫌いだ。
そもそも人が苦手な私は集団生活向きではないと自分でも思う。
大学に進学したのは就職から逃れるためであり、4年間ただぼーっとしていられると思ったからだ。
