父の友人大和(ヤマト)は美容師
善は急げと
早速大樹の部屋で髪を触りだした
大樹の髪は母譲りの茶色い猫っ毛で
伸びっぱなしになっていた髪にハサミを入れ
持っていたワックスでなにもされていなかったフワフワの髪のボリュームを抑える
その後
朝のセットの仕方や頼んでいないのに制服の着崩し方まで指導された
「よし!完璧。
俺天才♪」
改造した大樹の姿を満足げに見ながら写メールを撮り大和は上機嫌で帰っていった
「おはよぉ。」
「……」
翌日教室に入って友達に声をかけるが反応がない
「……お前本当に大樹なのか!?」
どうしたんだろうと思っていると
少ししてからこの第一声
軽く注目をあびた
そして大樹を見たクラスメートは大樹の予想以上に驚いていた

