ついに引越しの日が来た。
夜1時。
「んん~~」
引越し先が遠いから、
早く起きて出発する。
着替えなきゃ…
そう思ってたら、
「真優香~!!!!!」
ガチャっていうドアの音とともに
深夜の割に元気すぎるんじゃないか
ってくらいのお母さんの声が聞こえた。
「お母さん!!」
「真優香あああ~~会いたかった~~」
そういいながら、お母さんは私に抱きついてきた。
「く、苦しいお母さん」
「いいのよ!!真優香不足!!」
「なにそれ…」
しばらくするとお母さんはパンっと手を叩いて
「よし!!行く準備しよう!!!」
「うん!」
