たしかにな、とか思ってしまった。
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
~♪~♪
お気に入りの着信音が流れてきた。
「もしもし?」
『もしもし?!真優香?!』
「お母さん!」
スマホから聞こえる声は
お母さんの声だった。
お母さんは海外で仕事をしている。
英語はペラッペラだし、
いろんな国の言葉も話せる。
『今日卒業式だったんだよね?
行けなくてほんとごめん~…』
「え、全然いいよ!
お仕事お疲れ様!」
ほんとはちょっと来てほしいなとか思ってたけど、
仕事なんだし仕方ない。
『引越しの準備は進んでる?』
「あと少しだけ。
あと高校用に化粧品とか買いたいな」
『そっか!ならよかった~
化粧品?もう高校生だもんね
お金適当に使っていいからたくさん買いな!』
「え、ほんと?ありがとう!」
『いいってことよ!
学校始まる前日、
なんとか予定空けたから、そっち戻るね。
一緒に寮まで言って、あいさつしよう』
「うんわかった。待ってる!」
