すると、そこで時雨が屋上へ来た。

「星蘭。どーしたんだ。その髪」

『南ちゃんに切られた。』
私がしょんぼりとして言うと、

「もう、これ以上、近づかないで。小林さん、星蘭はお子ちゃまのおもちゃじゃない。」

そう言葉を発した時雨は私のてを握って、
玄関まで走った。

「星蘭。俺。星蘭のロングヘアー好きだったよ。」

『えっ❗?』

「でも、その髪はまずいと思うからちょっとさ、俺切ってもいい?」 

『うん』