俺は気づいたらその子の
近くまでいってた。
その子は窓の外のまだ咲いていた
桜を見ながらすげぇ幸せそうな
顔をしていた。
俺は近づいて
「さくら?」
と俺が聞くと
「え、あ、はい!」
ってすっげぇビックリして
こっちを見てきた。
その反応がおもしろくて
笑いながら
「綺麗だよな、さくら。」
そう言いながら俺も席について
桜を見ていた。
「は、、、、はい。」
そう呟く彼女が可愛すぎて
俺やっぱおかしいなって思った。
「名前、聞いてもいい?」
俺がそう言うと
すげぇ恥ずかしがりながら
「あ、、、、、え、、、と、、、、
橘、、、、、咲良(さくら)です。」
って言ってきて驚いた。
「え!?マジで?
咲良って名前?」
俺がそう聞くとはいと言いながら
下を向く彼女。
そんな彼女に俺は
「すげぇいい名前じゃん。」
俺は咲良の頭を撫でながら
桜の木を見てそう言った。
まじで桜みたいな綺麗な子。
俺の前に現れた大事な大事な桜。

