キミしか見えない





「っつー訳で!

俺の天使ちゃん春輝に紹介してやる」









「いや、別に悠の女とか興味ねぇから」










俺がそう言うと









「まあまあ!はい!こっち!」










そう言いながら無理矢理連れて

こられたのは1年の教室の廊下。






案の定、





「「きゃー!!春輝先輩と悠先輩!!」」






って騒がれてます。











俺は微笑みながら歩いてた。

ほんとうるせえ。










着いたクラスは1-B。








悠は1-Bの男に



「ねぇ、のぞみちゃんいる?」





って聞くと




「あ、はい。待ってくださいね」






男の子はそう言って






「おーい、堀川〜。」





と言ってそののぞみちゃん?を呼んだ。









すると真っ赤な顔をしてちょこちょこ

歩いてきた1人の女の子がいた。










「おい、春輝紹介する。

俺の天使ちゃんの堀川望美ちゃん。」








悠がそう言うと余計に顔が

真っ赤になって下を向く彼女。











「かわいくていい子そうじゃん。

悠のこと、よろしくな?」








俺はそう言って顔を覗き込んだ。










すると静かに望美ちゃんは頷いた。









まあこんな純粋そうな子なら

マジで俺も安心だわ。







って人の心配してる場合じゃ

ねーんだけどな(笑)