九条くんは、王子様



にしても…九条くん…どうしたんだろ…


午後授業にも、九条くんは、来ないし…
心配だなぁ…


鳴り響くチャイムの音と、ともに今日の午後授業も全て終わった


メールしたいけど…
私なんかが、九条くんにメールを送るなんて、図々しいよね

チャイムが鳴った後も、、、

席に座ったまま、ぼーっとしていたら

目の前に、バッと、東雲くんの顔が現れた

「わわ、わっ!!」

あまりにも、至近距離からの登場で、イスから落ちそうになると…東雲くんが、私の手を掴みグイッと支えてくれた



「ごめん、驚かせちゃったね」


東雲くんは、悪くないのに…と思っていたら、私は、言葉よりも先に、身体動き



全力で左右に、頭を振る