移動中、私は、またそんな事ばかり考えてしまう
ダメだ…、私って何かを考えずには、いられないのかも…。
そんなことに、やっと気づいた私は、ゴメンナサイ!九条くん、と心の中で謝り、濡れるゾーンの席に座る。
それから数分も経たないうちに、お姉さんとイルカが登場し、イルカショーが始まった。
わわわ!!!イルカって、あんなに、高く飛ぶのか!
私は、興奮を抑えられず、九条くんに話しかける
「九条くん!!イルカって凄い凄いね!!」
こんな、まとまりの無い言葉にだって、九条くんは、「そうだね」と、笑顔で返してくれた

