九条くんは、王子様





「別の理由?」

「まぁ、今は、まだ話せないけどね」


「そ、そっかぁ」


会話が終わると、カオルちゃんは、バチンっと手を叩いて、空気を変えた


「さっ、まずは、手を洗ってエプロンよ!あと、最初は、私が手本を見せるから、ちゃんと見てなさいね!」


「う、うん!」


「まずは、こうして、粉を振るう、これぐらいは、出来るわよね?」


「こ、こうだよね?」

「はぁ?違うわよ!」

「これは、こうやって使うの!」

「は、はいっ!」