私が慎亀センパイを好きになったのは、去年の委員会の時。
────………
まだ、中学入学したてで、どこになにがあるのかわからなかった。
「第一理科室ってどこよ!」
ートントン
1人でキレてる時、不意に肩を叩かれた。
ばっと後ろを見ると、そこには慎亀センパイがいた。
「キミ、1年生だよね?」
「あっ、はい…!」
「どこに行きたいの?」
「あっ……えっと……、第一理科室……です」
「第一理科室?
あっ、キミ生活委員会?」
「は、はい。」
「やっぱりね!俺も、生活委員会だから一緒に行こうよ」
それが慎亀センパイとの出会い。


