校長先生のコトバで、卒業生たちは、泣いていた。





「……ぅぅっ……」


卒業生の女子のセンパイたちは、泣いている。




ーガタンッ











中には、倒れてしまうセンパイもいた。












でも、この思い出たちは、変わらない。









どうやっても変えることはできない。








センパイたちと過ごせないけれど、センパイたちと過ごした日々は、変わらない。









私は、葎がいたから頑張れた。







センパイたちには、あふれるほどの思いをくれた。









……そして、今度は私たちがあふれるほどの思いを今の1年生。




そして、4月から入ってくる1年生にあげなければならない。