「ホラ、スクバ持って来いよ。」
「う、うん……」
私は、慎亀センパイの言うとおりに教室にあるスクバを手に取った。
そして、肩に掛けた。
そして、廊下にいる慎亀センパイのとこに向かった。
「慎亀センパ……」
廊下には、2年女子が慎亀センパイを囲んでいた。
「きゃあーーーーー!!!」
「きゃあああああああっ!!!!」
「こっちみてぇーーーーー???」
やっぱり、センパイは、人気者だな。
「おっ、裕那。行こうぜ?」
慎亀センパイが言ったら、慎亀センパイを囲んでいた女子がじろり私を睨む。
うわっ、4組のお嬢様じゃん。
4組のお嬢様って、熱狂的な慎亀センパイの大ファンなんだよね。


