「裕那、くつろがないで!パイプ椅子片付けるよ?」 樹理が呆れながら言う。 「はいはーい」 パイプ椅子を左側に寄せておく。 「さー、帰ろー」 「でさー」 「えーーー?」 樹理と他愛な話をしながら教室へ戻る。 「それじゃあの~」 「うん、またねーーー」 笑顔で見送る。