言っても…いいですか?

「……ごめんなさい。
 でも、やっぱり私はそんな事言ってない。
 そもそも、あなた達と関わったことが無いから何も言えないよ?」

もう、こんなのやめようよ。

いいでしょ?

お願いだから、クラスに戻ってよ。

「あのさ、謝って許すわけ無いでしょ?
 あ、やっぱりマネージャーだからって調子のってんでしょ?
 そろそろ、痛い目にあわせてやろうか?
 アハハッ、楽しみにしててね?
 じゃ、話しても時間の無駄だから。
 ばいばい、最低なマネージャーさん♪」

キャハハハハッ……

彼女達はそう笑いながら、女子トイレを出て行った。

……ペタンッ

なんで、私何もしてないよぉ。

マネージャーって、こんなに辛いの…?

でも、こんなことを考えてる暇な
んか無くて次は帰りのSHRだから迷惑はかけられない。

力の抜けた体をもう一度気合いで立たせる。

よし、よしSHRが終われば部活だから。

誰も来ないはず。大丈夫、きっと大丈夫。