「大輝〜暇だ〜」


騒がしい教室の中で、ひときわ明るい声。

その声の主は…あたしです。


今は、昼休みなんだけど、ご飯も食べ終わって、クラスの男子で遊んでるところなんだ。


この男子は、大輝!

面白くて、優しい!!


彼氏にするなら、大輝みたいに構ってくれる人ないいなーって密かに思ってる。


あ、でも!!大輝が好きなわけじゃないんだけどねー。




「莉子、お前さー、そんなだから彼氏できねーんじゃね?」

「…いいもんねー!大輝がいればいいよ」


「は?!…ちょ、…バカ莉子…。//」
 
「?」


なんか顔赤いね?

大丈夫かな?



「莉子ね〜また、振ったんだよ〜」


果歩が大輝に余計なことを言う…。


「は?マジ?!なんでこんな奴がモテるんだろ」

「ホントだよね〜」


二人であたしをいじめて…。

泣いちゃうよ?!