もぉ、何なのさ!さっきの最低男といったら!おかげさまで凄い目立っちゃた

じゃない!

「莉愛!私1ーB組だったよー!」

えっ!?もうみつけたの?!私が怒っている間に探したのかー早いなー

「私は~………………あっ!B組!!」

「えっ嘘!やったー!」

ヤバいスッゴく嬉しい!神様ありがとうー!

感動のあまり2人で抱き合っていると

「なぁあそこに居るのって、噂の新垣莉愛ちゃんと倉橋セイナちゃんじゃな

 い?」

「ホントだ!噂どうりすっげぇ可愛いな!俺狙っちゃうかも!」

後ろの方から男の子2人の話し声が聞こえた。 

「凄いねーセイナ。知らない男の人からも名前知られてるなんて」

するといきなりため息をつかれた。

「はぁー。さっき莉愛の名前も出たでしょ?そろそろ自覚しなさいよー。」

酷いよセイナ…私だって自分がブスってことくらい自覚してるもん!

「もうなに言っても駄目そうね…そろそろ教室行こうか!」

「うん!」

私達は初めての高校生活の第一歩を踏み出した