よく出来ました、と聞こえ
身体への刺激が増した事がわかったが
気がついた時には、もう夕方だった


床に落ちているバスローブを羽織り
リビングに行くが社長の姿はない
その代わりにダイニングテーブルに
ラップが掛かった軽い食事とメモ紙が置かれていた


メモ紙には、一度会社に行くという内容と、夜は外で食事をすると書いてあった
軽食のスクランブルエッグは
もう冷めていた

どのくらい前に出たのかはわからない
それにしても、やっぱり発情期の猿だ
一緒に暮らしてわからなかった
もしかして我慢していたのだろうか?

これに慣れろというのは無理な話だ
そんなことを考えながら
社長が作ってくれた軽食を食べた

夜は外食をすると言っていた
シャワーを浴びて準備しようと
バスルームへ向かった

意外に身体は怠くない
ぐっすり眠ったからだろう