Savior-社長は救世主-ⅱ



眠たいんです
なので寝させてくださいと願いながら
バスローブを着させられ椅子に座っている


社長は鼻歌を歌いながら
ドライヤーで私の髪を乾かしてくれている



至れり尽くせりです
なんて思っていられない
ドライヤーが終われば
社長はまた私を抱きかかえ歩き始めた



『社長…わたし、眠いんです』


「うん、知っているよ」


だから…だから、寝させてください
そう願うが、やはり無理なようだ
ゆっくりベットに置かれた私に
優しくキスを落としてきた


久しぶりのキス
とても嬉しい、とても幸せ…
だけど、眠いんです



『寝たいん…ですっ…んっ、』



訴えも虚しく
バスローブの中へと手を忍ばせる
胸の先端に触れてきた


眠気もあってか、身体が熱い
この身体の火照りは収まりそうもない


「澪、愛してる」


そう言って何度もキスをする社長
どうにか答えたくても、眠い
だから、私も愛してると答えるように
社長の首に腕を回した