眠たいんです
なので寝させてくださいと願いながら
バスローブを着させられ椅子に座っている
社長は鼻歌を歌いながら
ドライヤーで私の髪を乾かしてくれている
至れり尽くせりです
なんて思っていられない
ドライヤーが終われば
社長はまた私を抱きかかえ歩き始めた
『社長…わたし、眠いんです』
「うん、知っているよ」
だから…だから、寝させてください
そう願うが、やはり無理なようだ
ゆっくりベットに置かれた私に
優しくキスを落としてきた
久しぶりのキス
とても嬉しい、とても幸せ…
だけど、眠いんです
『寝たいん…ですっ…んっ、』
訴えも虚しく
バスローブの中へと手を忍ばせる
胸の先端に触れてきた
眠気もあってか、身体が熱い
この身体の火照りは収まりそうもない
「澪、愛してる」
そう言って何度もキスをする社長
どうにか答えたくても、眠い
だから、私も愛してると答えるように
社長の首に腕を回した

