Savior-社長は救世主-ⅱ



久しぶりに帰ってきた
あの日、最後に来た日と同じように
部屋の中は汚かった



『どうして片付けられないんですかっ!食べ終わったら容器は捨てる!脱いだら洗濯機に入れて回せば乾燥もやってくれるんですよ?どうして…』



私が文句を言いながら
ゴミを片付け片手には脱いだらシャツをてにしていたら
だって…と弱い声の社長が
後ろから抱きしめてきた



「澪がいないと何もする気になれない」


耳元で囁かれると
身体に電気が走る



『…ごめんなさい』


それしか言えない
ちゃんと社長と話し合えば良かったのに
私の勘違いで社長や他の人たちにも迷惑をかけてしまった



「澪…このままベットに行きたい」



そう言って首筋にキスを落とした
身体が熱い……けど、



『ダメですって!まず部屋を片付けてご飯にしましょう!簡単なものしか出来ないですけど、私はお腹ぺこぺこです』