Savior-社長は救世主-ⅱ




「澪…たのむから…話きいて」



かれこれ1時間が経とうとしている
この1時間、私はゲストルームに篭りっぱなし
絢斗はドアの向こうで訴えかけている


…あ、一度だけ
トイレに吐きに行っていた


お酒を飲んで、私を追いかけて走ったから具合が悪くなったのだろう


気になって、ドアの隙間から見たら
口をゆすいでる絢斗と目があい
急いでまた鍵をかけた



正直、お腹が減った
走ったから汗もかいた
シャワーくらいは浴びたいものだ


けどドアの前には
絢斗がずっと訴えかけている



……邪魔だ
邪魔だ、邪魔だ、邪魔だっ!!


なんか、ムカついてきた
私はスマホを取り出し
あるところへ電話をした



そして30分後、
インターホンが鳴った


誰だよ、こんな時間にと
イラついた様子の絢斗

絢斗が玄関へ向かったのを確認し
またドアを開けて様子を伺う